今、便利屋さんが驚くほど増えています!

便利屋開業相談所の小澤伸幸と申します。
私が最初に便利屋業に関わったのが2012年になります。
友人が運営する会社で「社内で便利屋事業部を作ることになったので簡単なホームページを作って欲しい」と頼まれたことがきっかけでした。当時、最初に競合他社を調べるために、地元の便利屋さんについてインターネットであれこれ調べました。
2012年当時、地元市内の便利屋さんの数は10店以下でした。
2018年現在、今では大手フランチャイズ便利屋さんから地元何でも屋さんまで50店以上にまで増えております。
実際には、ホームページに住所や運営者名前の記載がなかったり、何年のホームページの更
新がない運営しているのか微妙な便利屋さんなども含まれていますが、僅か6年で便利屋さんの数が5倍以上に増えています。

 

いつの間にか便利屋さんがテレビで特集される仕事になりました!

私が最初に便利屋業に関わった2012年当時、
まだ便利屋さんというと
「何ができるの?」
「どんな仕事?」
「怪しくないの?」
などの声を掛けられることのあるお仕事でした。
しかし、現在では、テレビ特番が放送されたり、主人公が便利屋の映画になったり、有名人が便利屋で働いている所が放送されたり、便利屋さんの仕事が世間に認知されたことを実感します。
テレビ東京 日曜ビッグバラエティ「便利屋24時」
汚部屋清掃の様子や収納テクニックを伝授したり、様々ない依頼に対応する便利屋さんに密着取材し放送。
http://www.tv-tokyo.co.jp/program/detail/201504/18508_201504261954.html
TBS 中居正広の金曜日のスマイルたちへ
女優の高畑淳子さんの息子さん高畑裕太さんが1ヶ月間便利屋さんでバイトしている様子を密着取材し放送。
http://www.tbs.co.jp/kinsma/

 

便利屋さんになりたい若い人も増えています!

私が運営に関わる便利屋さんでは、正社員募集やアルバイト募集などの求人を出していました。
求人に応募してくる人と言えば、以前は40〜60代の男性の応募が中心でした。
しかし、最近では10〜20代の若い人の応募が増えております。
便利屋さんで働きたいと応募したきた方と電話で話した時や、
面接に立ち会ったりした時には、
「どうして便利屋さんで働きたいのですか?」
と聞いてみるのですが、
一番多い理由は、
「テレビで見てたから」
「テレビで見てやってみたいと思った」
テレビの影響は大きいですね。
それ以外の理由ですが、
「いろいろな仕事が出来るから」
「毎日違う所に行けるから」
「辛いけど楽しそう」
などいろいろな理由で働きたいという若い人の声を聞きます。
実際には、ゴミ屋敷片付けや汚部屋掃除事では、ひどい悪臭や鼻が曲がる位の強烈な臭いキツイ仕事もあります。
炎天下の中草むしりや草刈りなど体力的に大変だったりキツイ仕事もあります。
若い人がまったく集まらない・・・といった業種もある中で、10代や20代の若い人が便利屋の仕事をしたいと思ってもらえることは良いことだと思います。

 

便利屋開業は多いけど長続きしない?儲からない?

便利屋さん開業件数は、私が住んでいる地域でも本当に増えています。
インターネットを検索して表示される検索結果ページの広告をいつも見ていますが、次から次と新しく開店した便利屋さんの名前が表示されています。
ポストに投函される便利屋さんのチラシも増えました。
しかし、便利屋さんは長続きしない商売と言われています。
ある老舗の便利屋さんのホームページには、「便利屋さんで成功するのは10〜20件に1件」と記載されていました。
何をもって便利屋さんの成功というかまでは書いてませんでしたが、便利屋さんの成功確率5〜10%位ということになります。

 

 

便利屋さんは手軽に始められる分、潰れる店も多い

便利屋さんを始めるのに、資格も免許も必要ありません。
会社を設立する必要もありません。
最低限、お客様に渡す名刺と依頼を受け付ける携帯電話を用意し、
あなたが、
「今日から便利屋さんを始めました」
と言ったら、
すぐに便利屋さんを始めることが出来ます。
複雑な手続きもありません。
自営業(個人事業主)として個人で便利屋を始めるなら、開業した日から1カ月以内に、最寄りの税務署に行き、個人事業の開業届を1枚提出すれば手続き完了です。
このように誰でも簡単に始められるため、雨後のタケノコのごとく全国各地で便利屋さんが誕生しています。
誰でも始められる=参入障壁が低い業種
ということは、競争がはげしくなるために、競争に勝てないお店は潰れてしまったり、廃業や辞めていっていたりします。

 

便利屋チラシを撒いても、実は反応は少ない!

便利屋の販促宣伝といえば、やはり「チラシ」がメジャーです。
私も数年前に、便利屋ファミリーさん、ベンリーといった全国展開をしている大手フランチャイズの便利屋さんの説明会に行ったことがあります。
そこで販促手法についての説明があり、その時には「とにかくチラシを撒いて下さい」と説明がありました。
軌道に乗るまではとにかく時間がある限り、自分でチラシを配布しましょう。
そして、依頼が入り売上が出来たら、更にチラシを撒く枚数を増やしましょう。
そして、もっと依頼が入りチラシを撒く時間が無くなったら、チラシを撒くアルバイトを雇いもっとチラシを撒きましょう。
若干言葉は違うかもしれませんが、この様な説明がありました。
「継続して同じ地域に巻き続けることで依頼が増える」
とこんな説明もありました。
しかし、実際には、フランチャイズ本部の言う事を聞けず、自分の勝手な判断でチラシ撒きを辞めてしまう加盟店がいるそうです。

 

チラシを撒く

依頼が少ない、売上が伸びない

チラシを撒くのをやめる

さらに売上が減る

倒産・閉店に追い込まれる

 

便利屋を開店出来たものの、本部の言う通りチラシ撒きを継続できず、仕事も増えず、収入にもならず、軌道にのらないままで、加盟店さんが閉店・廃業してしまうとのお話でした。
便利屋を開業している人なら、1回や2回位チラシを撒いたことがある人が多いのではないかと思います。
便利屋さんのチラシを我が家のポストでも見かけますが、継続してチラシ投函されることはほぼありません。
きっと、撒いたものの思った程の成果が出なかったため、チラシ撒きを辞めているからでしょう。

 

仕事が欲しいからと安売りすると仕事が楽しくなくなる!

大抵の便利屋さんでは、「無料お見積り」を行っております。
ホームページにあるお問い合わせフォームか電話で、下記のようなお見積り依頼やお問い合わせがあります。

  • 30坪の庭の草刈りはいくらい位で出来ますか?
  • ヨドバシカメラで、型番〇〇の買い物代行はいくらで頼めますか?
  • 段ボール20箱を7/20の午前中、A地区からB地区へ運ぶのはいくらですか?
  • 粗大ごみ回収に出すソファーをマンション入り口まで運んもらうと料金はいくらですか?

お問い合わせフォームの文章を見ると、同じ文章をコピペで何社にも送ってるんだろうなと分かるものもしばしばあります。
電話での問い合わせも料金だけ聞いて、電話をガチャ切りする人もいらっしゃいます。
便利屋さんは、インターネットで検索すれば、検索結果にずらっと一覧で表示され、簡単に比較できる時代です。
便利屋の料金も1時間3,000円、2,500円、1,500円など、インターネットで簡単に比較することが出来ます。
どの便利屋さんでも対応出来るような依頼は、料金比較されやすく、当然価格競争になります。
そうすると便利屋さんはどうなるでしょうか?
本来の料金設定より、安い見積もり料金を提示するようになったりします。

  • 仕事がないよりはいいか
  • 暇よりはいいかな
  • 安くてもお客様が喜んでくれればいいか

他社より安い見積もり金額を提示すれば、受注は出来ます。
しかし、安く受注することで全然儲かってない状況になります。
毎日現場から現場へ飛び回り、お客様の依頼に精一杯対応し、毎日忙しいはずが、月末の通帳にお金がない、儲けがない、そしてどんどん仕事が楽しくなくなってきます。
きっと何のために便利屋をやっているだろう・・・などと思うようになります。
便利屋さんの仕事は、お客様のお悩みごとやお困り事を、代わりに精一杯作業して、喜んで料金を払ってもらうのが、この仕事の醍醐味だと思います。
仕事欲しさに安易に安売りや割引きを続けると、利益は減り、自分の首をしめることになり、仕事は楽しくなくなり、便利屋経営はどんどん難しくなっていきます。

 

行き当たりばったりの便利屋開業をやめよう!

うまくいかない便利屋さん開業の特徴は「行き当たりばったり」なのです。
うまくいっていない便利屋さんには計画性がありません。
計画性とは「戦略」のことです。

 

私が最初に便利屋さんの運営に携わった時の話です。
その便利屋さんは、人材派遣会社さんの事業部として便利屋さんを開業されました。
しかし、創業時の便利屋責任者さんは、途中で転職。
その後、造園会社出身の社員さんが便利屋事業部の責任者として社員2名で運営していましたがずっと赤字だったそうです。

 

ある日、人材派遣会社さんの社長さんから、
「便利屋は赤字続きでもう限界だ」
と話しがあり、
「今度は私(社長さん)が責任者になり便利屋運営する」
という流れになりました。

 

その後、社長さんと話しをしました。
「どうやって立て直すのか?」
「どうやって売上を作ろうか?」

 

社長さんには、計画がありました。

 

以前までは、ハウスクリーニングから不用品回収、草刈りまで依頼があれば何でも対応する戦略も計画もない便利屋さんでしたが、
それをすべて辞めて
受注の狙いを「草刈り」に一点集中させたいという計画でした。

 

狙うサービスを絞り込む以外に、もう1つ要望がありました。

 

「草刈りを月25件受注したい」という事でした。

 

私は、ブログ更新、ホームページ作成、インターネット広告の準備を行い、
打合せの翌月には、月25件を達成させることが出来ました。

 

月売上50万円未満の赤字の便利屋さんが、計画開始から3カ月後には便利屋の月商が500万円を超えていました。
3カ月間で、便利屋で働いている人も、宣伝を担当している人も、誰も変わっていません。

 

変わったことと言えば、
「計画」=「戦略」を持ったことです。

 

うまくいっていない便利屋さんには計画性がありません。
うまくいっている便利屋さんには計画性があります。

 

なんとなく思い付きや行き当たりばったりで便利屋さんを開業して成功するほど、便利屋さん経営は甘くありません。
沢山ある便利屋さんの中で、後発でも開業して成功するためには、戦う計画が必要です。

 

私自信、沢山ある便利屋さんの中でどう戦ったらいいか?を実践の中で学びました。
これから便利屋さんを開業するあなたの力になれたら幸いです。